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ラウリル硫酸ナトリウム_シャンプーの洗浄剤

手荒れや肌荒れの原因の代表選手と言えば、

ラウリル硫酸ナトリウム

もちろん旧指定成分です。

社会問題になるほどの問題児でした。


洗浄力があり泡立ちも良い、それでいて原価が安いということで、メーカーはこぞって使っていましたが、

洗浄力が高いことと、浸透力が高いために乾燥肌になり、トラブルの原因になりました。

工業用として使用するには便利な洗浄剤だと思いますが。


今の時代、シャンプーの成分の中にこれを見かけることはもうないと思います。

あったら驚きです!


分子量(図体)が小さいので、肌への浸透力が高いのが一番の悪だと思います。

洗濯洗剤のCMでは、

”繊維の奥まで届いて、汚れを掻き出す

ってやってますが、シャンプーになると、そういうCMはしません。

角質の奥まで届いて、脂汚れをスッキリ!

とはやらないですね。

そんなこと言ったらイメージが悪くて売れません!


ラウリル硫酸ナトリウムは、石油系だから悪いという人がいますが、そうではありません

確かに、昔は石油の精製の技術が悪いので、いろんな不純物質を含んでいたので一理あるのですが、本当の理由は浸透力の強さが問題なのです。


そこで、”これではイカン”ということで改良されて誕生したのが、ラウレス硫酸ナトリウムという、合成界面活性剤です。

長くなりましたので、続きは次回に、今日はこの辺で。











Last Modified : 2018-04-20