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発ガン性物質で本当にガンになるのか?

今朝、Facebookの投稿を見ていたらおもしろい記事がありました。


それは、「焦げた魚を食べるとガンになるのか?」というもの。


私も子供の頃、お焦げを食べるとガンになると親からも言われた記憶があります。


みなさんも一度ぐらいは耳にしたことがあると思います。



実際に、動物実験(マウス)では、確かにガンが発生します。


内閣府食品安全委員会の報告を見ると


わかりやすいように、体重が60キロのマウスと人がいたとすると、


マウスに一日当たり、12gのお焦げを与え続けると10%ガンが増えるそです。


平均的な日本人のお焦げの摂取量は、0.014gなので、10%のガンを発生させるには、


12/0.014 =857倍の量のお焦げを毎日食べないといけない計算になります。


こうやって考えるとお焦げが原因でガンになることはほとんどないように思うのですが、実際はそうはならないのです。


この計算は確実にガンになるための量であって、ここからある複雑な計算で安全な摂取量を計算すると


12÷10000=0.0012gが平均摂取量だとまずガンの発生はないと考えていいようです。


単純に今のお焦げの平均摂取量の10分の1ぐらいにしないとガンの可能性はありますよという事です。


国際がん研究機関 (IARC )によると、発ガン性物質の危険度の分類は、1、2A、2B、3、4と5段階にわかれますが、これが理由でお焦げ(アクリルアミド)は2Aに分類されるわけです。


ちなみに、喫煙やアスベストが1、コーヒーは3です。


コーヒーも発ガン物質ですが、こちらはガンになるリスクは低く、逆にコーヒーをよく飲む人ほどガンの発生が少ないこともデータとしてあります。


”発ガン性物質=ガンになる確率が上がる”という単純な話ではないというお話でした。












Last Modified : 2020-09-14