シャンプー屋のブログ

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久しぶりに聞いた「羊水からシャンプーの匂いがする?」

嫁に付き合ってショッピングに出かけ、久しぶりに長時間歩くと足がパンパンになり筋肉痛になりました。


コロナ禍のため運動不足(いや自分の怠慢が原因?)なのは否めないですね。


帰宅してから早速湿布を貼りました。


湿布は薬効成分が皮膚から吸収されて幹部の痛みを和らげてくれるわけです。


医薬品開発の現場では、如何に安全に皮膚から薬を浸透させるかが開発の重要なポイントになるわけです。


浸透させることがとても苦労すると聞いたことがあります。


というのも、もともと皮膚は外部から異物が侵入するのを防ぐ働きがメインなので、皮膚から何かを体内に浸透させることはとても大変なことなのです。


当然、侵入してきたものに対し、アレルギー反応を起こすこともありえます。


よって、皮膚から浸透させるものは医薬品として扱われ、特別な扱いになるわけです。


当然のことですね。



しかし、15年以上前、ある美容室さんで


お友達の看護師さんから聞いた話だけど、合成のシャンプーを使っていると羊水からシャンプーの匂いがするらしい


というお話を聞きました。


ねずみ講まがいの組織販売のセミナーに出た時に聞いた話だそうです。



私の知合いに看護師はたくさんいますが、医療の現場で羊水からシャンプーの匂いがするなんて話は聞いたことがないと言います。当たり前ですね。


化粧品に分類されるシャンプーが皮膚を通過して体内に簡単に入るなら、医薬品の開発の現場でこれだけ苦労しないですよね。


それに、もしこれが本当のことならもっと大きな社会問題になっているはずです。


この話は15年以上前のことですが、先日ある美容室さんのSNSを拝見していたら、羊水からシャンプーの匂いがする云々と書いておられました。


まだ都市伝説は生き続けているようです。


非公開のメーカー講習では薬機法違反になるような話を平気でするメーカーもありますので、話全部を鵜呑みせず事実確認をする癖をつけないといけないと思います。


特にご商売されている方はお店の信用にも関わることですのでいい加減な話に飛びつかないようにしてくださいね。






Last Modified : 2020-10-27