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頭皮のかゆみの原因⑭:湯シャンの失敗

シャンプーが合わないと頭皮にかゆみが出ると以前このブログでも書きました。


詳細はこちら「これを知らないと頭皮のかゆみは止まりません


シャンプー剤が合わないならシャンプー剤を使わなければ良いという発想で「湯シャン」(お湯だけで髪の毛を洗うこと)をする方もおられます。


湯シャンに切り替えてかゆみが止まるのであればシャンプー剤が合っていないことがわかるので、私も湯シャンを試すようにアドバイスすることがあります。


しかし、湯シャンでかゆみが止まったからとずっと湯シャンんを続けていると、またかゆみが増してくる方が非常に多いです。


今回の頭皮のかゆみの原因:湯シャンの失敗


シャンプー剤が合わずにかゆみが出ているのであればシャンプー剤を使用しないと一時的にかゆみは止まります。当たり前です。


しかし、湯シャンだけでは皮脂汚れをきれに落とすことが出来ません


それは何故かというと、皮脂汚れは私達が思っている以上に頑固な汚れなんです。


焼き肉をした後のお皿をお湯だけで洗ってみてください。


ヌルヌルが取れないですよね。


お肉の脂がこびりついているからです。動物性の脂、皮脂は本来肌に付着して肌を守っています。


よって、水やお湯だけでは簡単に落ちないようになっているのです。


昔と違って現代では、その皮脂汚れに排気ガスのカーボン汚れやいろいろな化学物質も皮脂に混ざっています。


この汚れをきっちり落とさないと、マラセチア菌などのエサになりかゆみや皮膚トラブルの原因になります。


明治以降、固形石鹸で体を洗うように国が指導したのは、皮膚の健康や衛生を考えてのことです。


ですので、湯シャンだけで済ませるのは本来健康や衛生に反しているのです。


但し現代では、メーカー主導による消費量アップのために洗い過ぎなど、健康や衛生を超えた商品があるためにトラブルが増えているのも現実です。


湯シャンでシャンプー剤があっていないことが判明したなら、自分にあったシャンプー剤を探すことが必要だと思います。



シャンプー剤選びはこちら「これを知らないと頭皮のかゆみは止まりません」を参考にしてください。
















Last Modified : 2021-10-08