頭皮のかゆみの原因⑮：薬用シャンプーの成分が合わない

脂漏性湿疹ができて皮膚科を受診すると抗菌薬配合のクリームの他に抗菌薬配合の薬用シャンプーを奨められる場合があります。


抗菌薬配合のクリームなどお薬は医師の指導のもと適切に使用するべきですが、お薬である以上副作用がある場合があります。


例えば、脂漏性皮膚炎の有効成分ケトコナゾール（抗真菌薬）の主な副作用には、頭皮乾燥によるかゆみ、かぶれ、刺激感、フケなどがあります。


今回の頭皮のかゆみの原因：薬用シャンプーの成分が合わない


お薬と医薬部外品の違いは、簡単に言うとお薬は病気を治すもの、医薬部外品は病気の予防として使うものと言えます。


医薬部外品はお薬に比べて濃度が低いわけです。


とは言え、シャンプーのように毎日使用していると重度の副作用は出なくても、経度の副作用が出る場合も人によってはあり得ます。


特に皮膚科を受診せずに、素人判断で脂漏性湿疹だからと薬用シャンプーを使っても、症状がよくなるどころか逆にひどくなる場合もあるわけです。


抗菌薬は、悪い菌を退治してくれる反面、良い菌にも影響を与える可能性があるので、頭皮のかゆみなど違うトラブルになる可能性もあるので注意が必要です。