2021-12-08 (Wed)
18:15
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ナノバブルシャワーとか、ウルトラファインバブルというワードを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
TVCMで顔にマジックを塗ってシャワーをかけて擦るとマジックが落とせますよ!というのがやってますよね。あれです。
サロン現場でも最近いろんな種類のナノバブルシャワーの売込があって、どれがいいの?という質問が多いんです。
そこで、私の知っている範囲でナノバブルとは何か?
性能の簡単な見分け方をご紹介したいと思います。
私がナノバブルシャワーを知ったのは8年ぐらい前です。
当時、高速のパーキングのトイレの水をナノバブル水に変えたところ、トイレの悪臭が減ったという報告書を見て興味を持ちました。
理屈は、ナノバブルは非常に小さい泡でマイナスに帯電しているので、汚れの隙間に入りやすく、普通の水より汚れを落とす力が増大するということです。なので、洗剤などの使用料を減らすことができ環境にも良いということになります。
以前から、マイクロバブルというものはありました。
これも小さい泡なので、水よりは汚れを落とすというものでした。
それでは、ナノバブルとマイクロバブルは何が違うのかと言うと、それは泡の大きさ。
マイクロメートル(μ)は1mmの1/1000。
ナノメートル(nm)は、1mmの1/1000000。
ナノバブルの大きさはマイクロバブルの1/1000なのです。
これだけ大きさが違うと、水の中ではマイクロバブルは目で見えるので、水が白く濁ったように見えます。
ところが、ナノバブルになるともう目には見えず透明です。
マイクロバブルは、すぐに水から放出されていくのでお風呂に溜めても効果はすぐになくなりますが、
ナノバブルは、水中に泡が溶け込んでいるので、効果が長持ちします。
現状市場では、マイクロバブルのことをファインバブルと呼び、ナノバブルをウルトラファインバブルと呼んだりもします。
同じような商品に見えて実は性能は全然違うということになります。
それでは、ナノバブルとマイクロバブルまたは普通の水とはどう違うのか?
簡単に見分ける実験方法をご紹介します。
1.まず同じ形のコップを二つ用意します。
2.一つ目に普通の水を、もう一つにはナノバブルの水を同じ量入れます。
3.それぞれにサラダ油(油なら何でもOK)を3滴垂らします。
水と油は交わらないので、普通の水の水面には油が丸くなって浮かびます。餃子のタレにラー油を入れた時の状態を思い出してください。
一方、ナノバブルのお水は油が丸くなって浮かばず、水面の上全体を覆うように油の膜を張る感じになります。
横から見ると、水の上に油の層があるように見えます。
これはどういうことかと言うと、ナノバブルの水には油を水に溶かす力があるということです。
普通は水と油は混ざりませんが、洗剤を入れると水と油が混ざるように、ナノバブル水は水と油を混ざらそうとします。(しかし、洗剤のようにうまくは混ざりません。)
この性質を利用して、シャワーにナノバブル水を使用したり、お風呂にナノバブル水を入れて入ると、普通のお水よりは油(汚れ)を落とすことが期待できるので、最近テレビでもよく宣伝され人気が高まっています。
ところが、ナノバブルと言っても幅があり、1000nm(1μm)以下がナノバブルと呼んでいいので、実際の機器で10nmと1000nmがあるとすると実力がかなり違ってくると思います。
泡は目に見えないので、もしナノバブルと謳っていて実力が10μmの泡だとただの水とほとんど変わらないことになります。
気になる方は一度上記の実験を試してみてはどうでしょうか?
私が実験した器具は、今のようなコンパクトのものはなく、少し大きめの器具でかなり高額でしたが、上記の実験ではっきりと違いが出ましたよ。ご参考までに
TVCMで顔にマジックを塗ってシャワーをかけて擦るとマジックが落とせますよ!というのがやってますよね。あれです。
サロン現場でも最近いろんな種類のナノバブルシャワーの売込があって、どれがいいの?という質問が多いんです。
そこで、私の知っている範囲でナノバブルとは何か?
性能の簡単な見分け方をご紹介したいと思います。
私がナノバブルシャワーを知ったのは8年ぐらい前です。
当時、高速のパーキングのトイレの水をナノバブル水に変えたところ、トイレの悪臭が減ったという報告書を見て興味を持ちました。
理屈は、ナノバブルは非常に小さい泡でマイナスに帯電しているので、汚れの隙間に入りやすく、普通の水より汚れを落とす力が増大するということです。なので、洗剤などの使用料を減らすことができ環境にも良いということになります。
以前から、マイクロバブルというものはありました。
これも小さい泡なので、水よりは汚れを落とすというものでした。
それでは、ナノバブルとマイクロバブルは何が違うのかと言うと、それは泡の大きさ。
マイクロメートル(μ)は1mmの1/1000。
ナノメートル(nm)は、1mmの1/1000000。
ナノバブルの大きさはマイクロバブルの1/1000なのです。
これだけ大きさが違うと、水の中ではマイクロバブルは目で見えるので、水が白く濁ったように見えます。
ところが、ナノバブルになるともう目には見えず透明です。
マイクロバブルは、すぐに水から放出されていくのでお風呂に溜めても効果はすぐになくなりますが、
ナノバブルは、水中に泡が溶け込んでいるので、効果が長持ちします。
現状市場では、マイクロバブルのことをファインバブルと呼び、ナノバブルをウルトラファインバブルと呼んだりもします。
同じような商品に見えて実は性能は全然違うということになります。
それでは、ナノバブルとマイクロバブルまたは普通の水とはどう違うのか?
簡単に見分ける実験方法をご紹介します。
1.まず同じ形のコップを二つ用意します。
2.一つ目に普通の水を、もう一つにはナノバブルの水を同じ量入れます。
3.それぞれにサラダ油(油なら何でもOK)を3滴垂らします。
水と油は交わらないので、普通の水の水面には油が丸くなって浮かびます。餃子のタレにラー油を入れた時の状態を思い出してください。
一方、ナノバブルのお水は油が丸くなって浮かばず、水面の上全体を覆うように油の膜を張る感じになります。
横から見ると、水の上に油の層があるように見えます。
これはどういうことかと言うと、ナノバブルの水には油を水に溶かす力があるということです。
普通は水と油は混ざりませんが、洗剤を入れると水と油が混ざるように、ナノバブル水は水と油を混ざらそうとします。(しかし、洗剤のようにうまくは混ざりません。)
この性質を利用して、シャワーにナノバブル水を使用したり、お風呂にナノバブル水を入れて入ると、普通のお水よりは油(汚れ)を落とすことが期待できるので、最近テレビでもよく宣伝され人気が高まっています。
ところが、ナノバブルと言っても幅があり、1000nm(1μm)以下がナノバブルと呼んでいいので、実際の機器で10nmと1000nmがあるとすると実力がかなり違ってくると思います。
泡は目に見えないので、もしナノバブルと謳っていて実力が10μmの泡だとただの水とほとんど変わらないことになります。
気になる方は一度上記の実験を試してみてはどうでしょうか?
私が実験した器具は、今のようなコンパクトのものはなく、少し大きめの器具でかなり高額でしたが、上記の実験ではっきりと違いが出ましたよ。ご参考までに
Last Modified : 2021-12-08