シャンプー屋のブログ

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弱酸性のボディソープやシャンプーがお肌に優しいのもウソ?!

前回のブログで、弱酸性の洗浄剤だからお肌に優しいとは一概には言えないという事を書きました。


今回のブログがこのテーマの締めくくりです。


これは、私が15年間、理美容室専門のシャンプー屋として活動してきた中で経験上はっきりと言えることなんです。


私が理美容室の業界でお仕事をするきっかけになったのは、理容組合さんから手荒れの少ないシャンプーを作って欲しいという依頼を受けたのがきっかです。


手荒れが原因で業界を去っていく若者が多く、それを何とかして欲しいというある県の理事長さんの強い思いからシャンプーの共同開発が始まりました。


その当時、サロン現場で使用されているシャンプーをいろいろと調べてみましたが、もうほとんどが弱酸性のシャンプーでした。


弱酸性のシャンプーがお肌にやさしいのであれば、手荒れの美容師さんは減っているはず


なのになぜ?と疑問が生じます。


弱酸性のシャンプーでも手荒れがひどくなるシャンプーもあれば、手荒れがほとんど起こらないシャンプーもあることがわかりました。


弱酸性だからお肌にやさしいわけではないのです。


手荒れが起こる原因は他にあるのです。


それは界面活性剤の種類や配合量、添加物の種類と量、アレルギーの原因となり得る成分の配合量などがシャンプーによる手荒れの原因に大きく関与してきます。


厚生労働省管轄の団体の調査でも明らかになっています。


ちなみに、理容組合さんと共同開発したシャンプーは石鹸ベースの弱アルカリ性のシャンプーです。


今まで、手荒れで困っていたサロンさんがこの共同開発したシャンプーで手荒れが改善し、今も業界を去ることなくお仕事をされているの見ると、この業界でシャンプー屋をしていてよかったなぁと思える瞬間です。


”弱酸性だからお肌にやさしい”は間違いで、そのシャンプーに含まれる成分や量、そしてその製品を正しく使ってこそはじめてお肌にやさしいという事が言えるのです。












Last Modified : 2022-03-08