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髪がごわつく人とごわつかない人の違い?!

同じシャンプーで洗っているのに、髪の毛がサラサラの人とごわつく人とおられます。


わかりやすい例ですと、石鹸シャンプーを使用した場合です。


石鹸以外のシャンプーから石鹸シャンプーに切り替えると、はじめ多くの人はきしみとゴワゴワ感を感じます。


この初期の段階で石鹸シャンプーを使うのを断念する方もおられるぐらいです。。


しかし、1ヶ月ぐらい使い続けていると、きしみが減り、ゴワゴワ感がなくなる人となくならない人にわかれます。


この違いはなんなんでしょうか?


その答えは、髪の毛が傷んでいるかどうかです。


パーマやカラーを繰り返していると、どんなに良い材料を使っていても髪は傷みます。


傷みをカバーするために、コーティング剤入りのシャンプーやトリートメントを使用してそのダメージをカバーします。しかし、これはダメージを補修してくれますが、修復はしてくれません


だから、石鹸シャンプーのように傷み成分を配合していないシャンプーに切り替えると、もろにダメージを感じるので、ごわつき感が堪えられない状態になります。


ダメージ毛でない方も、今一般に売られているシャンプーはほぼリンスインシャンプーなので、シャンプーをすると髪の毛が多少コーティングされているので、人工的にさらさらになっています。


だから石鹸シャンプーに切り替えると、コーティング剤を配合していないので、人工的なサラサラ感はないため、ダメージ毛でない方もごわつきを感じます。


これは、コーティング剤が入っていないアミノ酸シャンプーに切り替えた場合も同じです。


特に、コーティングされた髪からコーティング剤がとれていく過程が一番ごわつき感を感じるので、石鹸シャンプーの使い始めはごわつきときしみを強く感じます。


しかし、ダメージ毛でない人(ex。赤ちゃんや髪の毛の長い小学生)は石鹸シャンプーで洗い続けると、コーティング剤がきれいに取れたころから、石鹸シャンプーしてもきしみやごわつきを感じなくなるばかりではなく、自然なやわらかい且つさらさらした髪になります。


一方、ダメージ毛の人は、1ヶ月ぐらいたってもごわつき感がとれず、完全に落ち着くまでに半年以上かかる場合もあります。要はダメージ毛が生え変わるのを待つしかないということです。


しかし、パーマやカラーを繰り返す人は、ダメージ毛をも繰り返すので、石鹸シャンプーのごわつきがなくなることがないわけです。


自分自身ではダメージ毛でないと思っていても、パーマやカラーを繰り返す人、紫外線の影響を受ける場面が多い人などはダメージ毛になっています。


市販の多くのシャンプーがリンスインシャンプーになっているので気づいていないだけで、多かれ少なかれダメージを受けています。


シャンプーは汚れを落とすためにするわけですから、髪の油分もとるわけですので、シャンプー後はある程度きしむのは本来自然なのです。


このあたりを理解してシャンプーを選ぶ必要があります。











Last Modified : 2022-07-16