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脂性なのになぜお肌が乾燥するのか?

先日、お得意先サロンさんに来られていたお客様から、

”脂性なのに乾燥肌なんですけど、なぜでしょう?”

とご質問をいただきました。


一般的に皮脂が多い人は乾燥しにくいと思われています。

なぜそう思うかと言うと、皮脂がお肌の水分が蒸発するのを防いでくれているからと思っているからです。

化粧品の勉強をされた方なら、”化粧水で潤いを与え、乳液(油分)でフタをする

と教えられたと思います。


実際に化粧水だけより、乳液を塗った方がお肌の乾燥するスピードは遅くなります。

しかし、時間にすると1~2時間程度の違いです。しかもべったり塗らないと効果がでません。

アトピーの人が、2,3時間おきにワセリンを塗るのはそのためです。

臨床皮膚科の実験で、皮脂(乳液なども含む)の水分保持の効果は、2~3%程度の効果しかないことがわかっています。

よって、脂性だから乾燥しにくいわけではなく、脂性でもお肌のバリア機能が低下すれば乾燥します。


乾燥してるからといって、油分のあるクリームだけを塗っても乾燥は防げないのです。

ただし、油分を塗っているのでカサカサや粉吹きが目立たないので保湿できているように見えますが、勘違いです。

お湯で油分を落とした後、すぐにカサカサになるはずです。


お肌が乾燥している人は、油分に頼るのではなく、グリセリンなどの保湿剤が配合された化粧水をこまめに塗る方が、お肌の水分保持に役立ちます。


そして言うまでもなく、お肌のバリア機能を高めることが一番です。

グリセリンは、お肌のバリア機能(ラメラ構造)を高める働きがあることも臨床皮膚科の実験でわかっています。

ロクワット肌化粧水は、グリセリンベースの化粧水です。

常在菌(美肌菌)の働きを助ける成分も配合されていますので、これからの季節の必需品です。


お肌の手入れも大切ですが、食事、睡眠、紫外線防止などの対策も忘れずに!














Last Modified : 2022-12-20