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ノンシリコンシャンプー論争勃発

ノンシリコンシャンプーのブームに大手シャンプーメーカーが
反論を公表しました。

これはシリコン入りシャンプーをメインにしているメーカーさんにとって
当たり前のことでしょうね。

少し遅すぎたのではないかと思うぐらいです。

それとも実はシリコン入りシャンプーを造っているメーカーさんも
ノンシリコンシャンプーを造っているので反論しにくかったのかも知れません。

肌に悪いものでないなら、きっちりそれを説明し、ノンシリコンシャンプーを
造らなきゃいいんですから。

実際、シリコンが肌に悪いという文献など、私は見た事ないです。

そもそも、ノンシリコンシャンプーを全面に出してシャンプーを売っている
メーカーさんも、シリコンが肌に悪いとか、どうとかで差別化して売っている
わけですが、シリコンというコーティング剤を入れていないだけで、
ポリクオタニウム-〇〇などシリコンの代わりのものを配合していますよね。

シリコンで髪をコーティングすると、トリートメントなどの栄養の浸透を
妨げると言っておきながら、違うコーティング剤ならOKなのでしょうか?

本末転倒しています。


ロクワットシャンプーにシリコンや他のコーティング剤を配合してないのは、
まず、シャンプーは汚れを落とすのが目的であり、髪の毛をコーティングして
サラサラにするのが目的でないからです。

髪の毛をサラサラにする役目は、トリートメントなどの役割です。

しかし、ロクワットリンスにもコーティング剤を配合していません。

その理由は、コーティングすると髪のテクスチャ(髪を触った感触)が良くなり、
髪の毛が元気になったように勘違いします。


実際に、皆さんも一度洗っただけなのに、髪の毛が”つるつる””さらさら”に
なって「このシャンプーいいなぁ」と思った経験はないでしょうか。


これはコーティング剤が成し得る技なんです。


ロクワットは、テクスチャを改善するためのシャンプーではなく、
しっかりとした頭皮を育み、しっかりとした髪の毛を育てるためのものであり、
敏感肌の方でも安心して使っていただけるように成分を決めています。


ですから、流行に乗ってノンシリコンを謳っているわけではありません。
7年前の発売時からノンシリコンというよりは、ノンコーティングに
こだわっています。

しかし、シャンプーにとって一番大切なのは、洗浄成分です。

これについては、また次回にしたいと思います。

少しまじめなお話でした。(^^)



Last Modified : -0001-11-30

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